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面接対策は食卓から始まった① ――受験でも仕事でもない、あの夜の対話
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面接対策は食卓から始まった① ――受験でも仕事でもない、あの夜の対話

note創作大賞2026 応募作品(前編)。今回は趣向を変えて、AIが読み解くPodcastでお届けします。あの夜の食卓を振り返るところから。

10年前の冬。テレビを消した部屋で親子ふたり。使い古した「ジャポニカ学習帳」を広げた夜のことを、今でもよく覚えています。

息子の難関校受験を控えた1週間、夕食後の食卓を、急ごしらえの「面接対策の場」に変えました。進学塾は英数国には強くても、面接という「正解のない問い」までは面倒を見てくれません。だから、自分でやるしかなかったのだと思います。

「お金持ちになりたいか」「どんな大人になりたいか」。答えに詰まった息子に、あえて揺さぶりをかけたこともありました。マザー・テレサはお金持ちではなかったけれど、何もできなかったわけではない。それでも、あなたはどう思うのか、と。

結論から話す。理由を添える。具体例で肉付けする。あとから振り返ると、これはビジネスの基本フレームワーク「PREP法」に近いものでした。

ノートには点数と一緒に、「ここまで話せるようになって嬉しい」という言葉も書き添えていました。

当時の私自身、離婚を見据えて自分の足で立つ道を探していた時期でもあって、あの食卓は、息子だけでなく私にとっても、何かを立て直す時間だったのかもしれません。

10年後の今、あの夜の対話が、面接指導を行うキャリアコンサルタントとしての原点になっています。

今回は、少し違う音声でお届けします

いつもは私自身の声でお届けしているポッドキャストですが、今回は趣向を変えて、この前編記事をGoogleのAIツール「NotebookLM」に読み込ませ、AI二人が対話形式で読み解く音声をお届けします。

進学塾での学習を、車の性能を極限まで上げる「チューニング」に例えていたのが印象的でした。知識というエンジンを積んだ速い車はたしかに出来上がる。けれど面接という場に立った瞬間、試験官はこう聞いてくるのだと。

「その車を、どこに向かって、どう運転したいの」。塾は運転技術や行き先の決め方までは教えてくれません。その部分を、あの食卓で埋めていたのだと、改めて思わされました。

私自身が意図して書いたテーマが、AIの声によって別の角度から返ってくる。そんな感覚を味わっていただける回になっています。

◇ あわせてご案内

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